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しおちゃん♪

”GO WEST!” 2000年4月12・13日

☆☆☆ 舟参宮 お伊勢参り 11・12日目 ☆☆☆ 

 --- グリーンランドパドル試し漕ぎ ---

≪ 2000年4月12日  熊野灘を楽しむⅠ ≫

微風快晴。気温も上がる♪

気分はすっかり行楽モードとなり、日が射してから出発する。 田曽崎を越え五ケ所港の湾口を渡り、赤石鼻、志戸ノ鼻を通過。海に迫った岩山をウバメ樫とトベラの硬葉樹林が覆っている。雰囲気が南伊豆の南西海岸に少し似ている。入り江の外は波が荒い。もうここは熊野灘だ。

贄湾を渡り、見江島の向こうに回り込むと、美しい無人の砂浜があった。絶壁の下の岩礁地帯では滝が直接海に落ちている。

昼過ぎにはとうとう古和浦湾入り口にある座佐池の浜に到着した。ここは海跡湖のある広い無人の浜だ。海跡湖とは、入江の出口が砂洲で塞き止められて出来た池や湖のことである。砂洲を挟んで表側が海で、裏側が淡水の池という不思議な地形だ。 特にここ座佐池はその規模がだんとつに大きい。長さ1キロ以上ある広い浜にテントがポツリと一張。裏手の大きな池には山の姿がそっくり映る。 流木を燃やし、干物を焼いてビールを飲む。清潔な砂地に寝ころぶと、空には明るい半月、浜辺に打ち寄せる波の囁きが聞こえる。これ以上贅沢なキャンプサイトは滅多にない。しばらくここを拠点に熊野灘を楽しむことにしよう。

≪ 2000年4月13日  熊野灘を楽しむⅡ ≫

​​

南風快晴。座佐浜から外海に出て西に進む。 原発予定地だった芦浜でシーカヤックを発見。上陸してみると二人のパドラーがキャンプしていた。大阪から来たSさんとKさん。二人から芦浜の水場を教えてもらった。 芦浜にも砂丘のうしろに大きな池がある。池沿いの林の中の小路を進むとログハウスの造林小屋があって、パイプで谷から引いてきた水場があった。いきなり奥多摩の山中に迷い込んだような不思議な気分になる。芦浜は海からではわからない広い谷だった。 芦浜だけは完全に携帯の圏外であった。更に4キロほど絶壁の続く海岸線を進み、錦湾に入る。深い入り江にハマチの養殖筏が並んでいる。 錦漁港にもスロープが無かった。最奥まで漕ぎ入れて岸壁の梯子から上陸。カヤックはロープで係留しておいた。出漁のため集まってきた漁師さん達から” カヌーで来たあんちゃん ”と呼ばれてしまった。(・・四十台後半なのに(^^;)) 錦で買出しとメール端末への充電を済ませ、その晩も座佐池でキャンプ。

月が少し肥ってきた。十日月夜だ。池では鳥の声にかわって蛙の鳴き声が。

熊野灘はもう最高!

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